今や日本一有名な「師弟」と言っても過言ではないだろう。杉本昌隆八段と藤井聡太二冠。その2人がタイトルの重みや才能とピーク、将棋をスポーツに例えると……とさまざまなことについて本音で語り合った。本稿では、7組の棋士の師弟関係のノンフィクションと杉本八段と藤井二冠の対談が収められた、野澤亘伸氏著『絆――棋士たち 師弟の物語』から、杉本八段と藤井二冠の対談の一部を抜粋してお届けする。
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■藤井二冠に連絡するとき緊張する師匠
――藤井二冠がタイトルを獲られてから杉本師匠は藤井二冠に連絡をするときに緊張されるとか?
杉本八段(以下、杉本):彼は優勝は最年少記録など、自分が実現できていないものを次々に達成しています。その中でもタイトルというのは、いままでとはまた違う。棋界にいる者にとっての憧れであり、目標です。それを成し遂げた棋士として見てしまうと、これまでとは違う感情が生まれますね。
藤井二冠(以下、藤井):タイトルを獲ったことで自分自身はとくに変わらないと思っています。でもタイトル戦を通して、普段では得られないような経験をすることができました。それは今後に生かしていきたいです。
――棋戦での移動の時間が多くなります。飛行機に乗っている時間はどうされているのですか? 羽生九段は「寝るのは得意で、どこでも寝られます」と。
藤井:そうなんですね。私はとくに決めていないです。飛行機は窓際だったので、景色を眺めていました。飛行機自体、家族旅行で北海道に行ったとき以来でした。海外はいずれ機会があれば行ってみたいです。どこに行きたいかは、うーん、難しいですね。
――対局前は普通に休めていますか?
藤井:基本的にはそうですね。2日制の場合、1日目の夜のほうが難しいのかなとは思います。気になってしまうことがあるので。幸い、王位戦では6時間以上は睡眠時間を確保できました。寝るのは得意というほどでもないです。
――藤井二冠は波が少ないように思うのですが、ご自身の中で調子が悪いと感じるときはあるのでしょうか?
藤井:まったくないわけではないです。
杉本:波がすごく小さいタイプかなとは思います。少なくとも、側で見ていて「今日は調子が悪そうだな」と感じることはほとんどないですね。
藤井:フフフ。
杉本:ひとつ聞きたいのが、1年前の王将リーグの挑戦がかかった最終の広瀬戦で、角換わりでなく矢倉を選択したときには驚いた。あのときの選択が、今年タイトルを獲得した渡辺さんとの棋聖戦で、矢倉を選ぶことにつながったのかな?
藤井:うーん、あまり大一番だとか、どの戦法を選択するとかは意識していませんね。
杉本:これはトップ棋士に共通することかもしれませんね。羽生さんもそうですし、大きい一番だから得意な形という発想ではいけないのかもしれない。でも、それができるのは棋士の中でも限られた人だと思います。
※続きはリンク先で
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210312-00416188-toyo-bus_all
杉本八段と藤井二冠がタイトルの重みや才能とピークなどについて語り合った(写真:筆者撮影)
そこにボールを運ぶか駒を置くかの違いだけ
■将棋は全体的にはサッカーに近い
藤井:なるほど。自分はすごくスポーツが下手なんですよ。 走るとか単純なものはできるんですけど、体育の授業でバドミントンをやったときはラケットに全然当たらなくて。将棋って瞬時の判断が要求される場面がスポーツに比べて圧倒的に少ないので、自分としてはありがたいと思っています。球技ではボールが来るまでにどう動くか判断しなければならない場面が多いですけど、将棋の場合はそういうことはないですね。将棋は初めて見る局面ほど、判断力がいちばん大切になります。全体的にはサッカーとかが近いと思いますけど、部分的な手筋は毎回違います。
杉本:藤井二冠は読めるから、そこでも駆け引きできている認識なのでしょうね。たくさんの駒があって配置を考えたりするのは、サッカーがすごく似ていると思う。ただ、対局者とか司令塔の考え方とかは違いますね。武道ともちょっと違うかな。
アメフトなんかもそうね
フルで試合見るとなると、人とボールの動きを視野で捉えながら、
作戦の意図を理解して見るのが難しくて、いまだにDFラインが高いのか低いのかもパッと見で分からない。
DFラインの件はスタジアムで観るとかなり分かりやすいと思う。
もの凄いマイナーな漫画家だけど、愛原司の作品を読むと戦術が良く分かるよ。
特にYATAGARASU(ヤタガラス)は4、5巻くらいからの試合が面白くて良く分かるよ。
戦術理解も醍醐味の一つだけど
シンプルにシュート、パス、ドリブルみたいな技術が上手いプレイヤーを見るってのも醍醐味だからね
入り口はいろいろあるよ
クラブの地元だと情報番組で栄養士が管理してて云々って取り上げられたけど
ちゃんとしてるんですねで終わったわ
そりゃそうだよなって感じ
スクリーンパスが振り飛車のさばき
アメフトとラグビーは囲碁かもな
海外だとサッカーはチェスに例えらえるけど将棋のほうがより近い
持ち駒をどういうふうに動かすか
どういうふうに動いてほしいか
かなり大きな共通点だよ
飛車はポジション的にもクリロナだな
囲碁はラグビーが近いかな、接点のつくり方とか揚げ浜っぽい
香 香
昔のマンチェスターユナイテッドのフォーメーションがこう例えられてたな。
竜→ルーニー
香→ヤング、バレンシア
今季のグランパスは矢倉作りが凄い
強烈なストローク打ち込むと逆にそれ以上のストローク打ち込まれたりするところが将棋と似てるとのこと
調子良く試合してたと思ってたらハメられてたとかなw
強かった時のサンフレッチェみたいな感じか
藤井:フフフ。
仲良し親子みたいで好き
イベントに中村太地呼んでたな
サッカーと将棋にはなんかあるんだろう
もしかしたら農業にも近いのかもしれん
スレタイセンスねぇw
盤面を駒が動いて相手を崩す
って完全に同じだからこれ以上語ることもなさそう
棋士はサッカー好きが多いんだよな
趣味でサッカーしてる人も多いし、サッカーを参考にしていると言っている人もいる