冨安は練習で左ふくらはぎの筋肉に痛みを感じ、エコーとMRIで検査をした結果、ヒラメ筋(ふくらはぎ内部の筋肉)に損傷が見つかった。特に深刻なものではないが、大事をとって2、3週間の休養が必要という診断だ。ただ、見方を変えれば、ハードなリズムで戦ってきた疲れをこの期間に癒すことができる。シーズン終盤に向けて、新たなエネルギーを持ってプレーすることができるいい機会だろう。
ボローニャは中部イタリアの美しい町だ。美味しい食事とガリレオ、そしてヨーロッパ最古の大学が有名な、文化の香りのする街である。サッカーチームとしてのボローニャも1909年創立と古く、これまでに7度リーグ優勝を果たしている。しかし、最後のスクデット(優勝)は1964年。それ以降はほぼ真ん中あたりの順位で右往左往しており、ヨーロッパリーグ出場権を狙うよりは、B落ちをしないことの方が現実的な目標だ。
このボローニャで、日本人DFは少しずつ頭角を現し、いまやこの夏のカルチョメルカート(移籍市場)の主役のひとりと目されるまでになった。
ボローニャに移籍するまで、ヨーロッパではほとんどその名は知られていなかった冨安だが、昨シーズンは期待をいい意味で裏切り信頼を勝ち得た。そして今シーズンはそれ以上の活躍を見せ、ミハイロビッチのチームで不動のレギュラーとなった。「不動のレギュラー」というのは決して言葉の綾ではない。ラツィオ戦までセリエAで唯一、すべてフル出場を続けてきたフィールドプレーヤーなのだから。
トミー(イタリアではこの呼び名で親しまれている)は22歳になったばかりの若手だが、テクニックは優れ、そのプレーはクリーンだ。ディフェンダーは時にどうしてもファウルする必要があり、そのため警告や退場は避けられないというのが世界での定説だ。
ところが、冨安は、その常識をあっさりと覆した。彼はラフなプレーをすることなく、チームを守ることができる。これは世界に向けての大きな紹介状である。今シーズンはこれまでの23試合でイエローはたったの4枚、レッドは1枚もない。
長所をもっと挙げていこう。冨安は多才なディフェンダーだ。必要となればどこのポジションでもプレーできる。昨シーズンは主に右SBとして活躍したが、今シーズン、監督のミハイロビッチは彼の188センチという長身を生かさない手はないと考え、より厳しい戦場であるCBに移した。今シーズンはこのポジションで23試合中14試合をプレーしている。残りの9試合は右SBが7回、左SBが2回だ。そして右でプレーした時にはより攻撃にも参加し、その2試合はいずれもゴールを決めている。
こんなプレーをしていれば、他チームの注意を惹かないわけはない。冬のメルカートでは、ミランが積極的に動いた。彼らが示した金額は1500万ユーロ(約19億5000万円)。その他もろもろのボーナスもいれれば、ボローニャは少なくとも2000万ユーロ(約26億円)近くを手に入れることができる計算だった。ほんの十数カ月前、彼らがトミーをベルギーのシント・トロイデンから獲得した時に払った額はたったの600万ユーロ(約7億8000万円)だったのだから、これはボローニャにとってはかなりの儲け話だったはずだ。
しかし、ボローニャはこのオファーをかたくなに拒んだ。その理由を、冨安獲得の張本人であるスポーツディレクターのリッカルド・ビゴンはこう述べている。
「冨安はまだ伸びしろのある選手で、我々は手放す気はない。オファーは多くのチームから寄せられており、彼がイタリアを始めとした世界のトップチームでプレーする力があることは我々もわかっている。しかし、現段階ではボローニャのようなチームで経験を積み、成長をすることが、彼のためにも、イタリアサッカーのためにも最適であると私は信じている」
もちろん、彼はもうひとつの重要な「売らない」理由については口にしない。ボローニャは、冨安の市場価値がもっともっと上がることを確信しているのだ。より大きなオファー(例えば2500万ユーロ+ボーナス)があれば、ボローニャのこの決意も揺らぐはずである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bf8ca17d3e1edeed8164e9803710e7b2ea2101a
3/3(水) 6:05配信
監督のミハイロビッチも冨安を大いに評価している。
「とにかく真面目なんだ。練習にもいつも情熱をもって臨んでいて、その態度が私は好きだ。DFのすべてのポジションができ、その多様性は彼の価値を大いに高めている。空中戦も強く、スピードもあり、プレーの先を読める。また、左右両方の足を使えることも大きい」
同時に、これからの課題も指摘する。
「あまりにも優等生すぎる。つまり、ヨーロッパサッカーのマリーシアがまだ身についていない。ここには悪知恵が働き、決してクリーンでないストライカーが数多くいる。トミーはその面ではもう少し”日本人らしい”礼儀正しさ、正直さ、秩序正しさを捨て、”ヨーロッパらしい”狡猾さを身につける必要がある。そうすれば、もっとピッチで違いを見せられるようになるだろう」
もっとも、冨安の”日本人らしさ”は評価の分かれるところだろう。ファウルの少なさが、多くのチームを惹きつけていることも確かだからだ。
イタリアではミランとローマ、そしてイングランドの2チームも興味を示している。カルロ・アンチェロッティ率いるエバートンと、トーマス・トゥヘルのチェルシーだ。彼らはすでに昨シーズンの終盤から冨安に目をつけていて、両チームのスカウトは今シーズンも彼のプレーを追っている。
イギリスのコロナ変異種のパンデミックが、多少両チームの熱を冷ましたかもしれないが、冨安に興味を持っていることは今も変わらないだろう。個人的には、プレミアリーグは冨安にとって理想的だと思う。
イングランドのサッカーはフィジカル重視でスピードがあり、ヘッドに強い選手をパンのように日々欲しがっている。またプレミアはハードなことで有名だが、基本的にはポライト(品のある)なサッカーをする。ラテンの国々のピッチで繰り広げられる、芝居じみた小細工はあまりしない。長身でスピードがあり、ポジショニングが最大の武器である日本の若者には理想的なリーグではないだろうか。
今シーズン末に冨安がボローニャを後にするにはほぼ確実だろう。サポーターもそのことをよくわかっている。残念には思うだろうが、チームが彼を手放したからといって大騒ぎはしないだろう。ボローニャのサポーターグループ、「クルヴァ・ロッソブルー」の代表はこう言っている。
「トミーは我々の仲間だ。ボローニャにとても馴染んでいるし、誰もが彼を好ましく思っている。だが、ボローニャは、いい選手を売って財政的にチームを存続させているチームで、我々はそれに慣れている。トミーは間違いなく大いなる力を持った選手だ。まだ若いし、もっと大きなチームに行って、そこで活躍すべきだと思う。彼はきっとどこに行ってもボローニャのことを忘れはしないだろう。ボローニャが決してトミーのことを忘れないのと同じようにね」
別れの時は近づいている。
トミーはワシが育てた ってサポーターも言いたいんだな
なんか少し屈折してる気もするけど、サッカーではよくあることといえばよくあることか…
お前のサッカー見る目だけが通用してないだけ
シュクリアル、デフライ、バストーニいて3バックのインテルはやめてほしいな
何気にユーベの方がキエ、ボヌッチの高齢化、ダニーロの代わり不在でチャンスあるかと
オーナーの中華資本がヤバいことになってるから止めた方がいい
セリエで行く価値あるのユーベくらいだろ
ファンダイクがトップフォームに戻れたらコンビを組めばいいし
セリエにいてほしいわ
セリエは見る気にならん
リーグとして圧倒的にプレミアの方が優れてるし人気もあるし
世界でトップレベルのアタッカーはプレミアにいるし
応援するのに
長い間サウザンプトンでやってた吉田どうよ
セリエは落ちぶれたとはいえ守備の戦術や動きは勉強になるよ
キエリーニ目指してくれ
ネスタまで言わないからw
吉田セリエ移籍してきて即レギュラーになれたじゃん
>>28はろくにサッカー見てないだろ
セリエの守備なんて時代遅れだけど時間が止まってるやつは
いつまでもセリエの守備云々語り出す
どこが時代遅れか言えずw
結局サッカーも商業主義になってプレミアが身体能力ありきのDFを集めてるだけ
プレミアでは選手としての成長は見込めない
それが理解できないニワカなんだよ
吉田ポカ多いじゃん
日本代表でもいまだにヒヤヒヤするし
冨安の凄いとこはデカいくせに速くて判断ミスがなくてクレバーなとこ
セリエでさらに身心ともにタフになると同時に試合巧者になった方が
プレミアでやるよりずっと日本代表に資するよ
日本人は黒人じゃないからプレミアみたいな身体能力ありきのDFはできない
白人でもまだ小さいイタリア人の方がまだ日本人には参考になるんだよ
ユーべに行ってキエリーニのような駆け引き上手のDFになった方が絶対にいい
1行で論破されててワロタw
どこが論破か意味不明
監督アンチェだし
俺もそう思うわ
チェルシーぐだぐだだしなあ
イタリア人はまだ体格が日本人に近いからセリエのディフェンスの方が参考になる
セリエのリトリートの仕方とかイタリアの守備は劣勢のガタイを補うために
プレミアよりはるかにマニアックでち密だ
身体能力のない日本人ディフェンダーはセリエでもまれるべし
トミー ミランに大量失点と今季はローマに5失点
カスやんけ
キム・ミンジェにしか期待してないわ
その試合前半早々一人退場してるし
吉田いなくなってからも大量失点してるぞにわか
ユーべに行ってから言えよ吉田
ヨーロッパリーグベスト32で全滅した雑魚リーグに日本人がウヨウヨ集まってて悲しいよw